バロック時代の音楽に興味のある方は「チェンバロ」を一度楽器を触ってみませんか。基本的なタッチやアーティキュレーションまで丁寧に指導します。ソロだけでなく通奏低音のレッスンもしています。
★レッスン料について ワン・レッスン制です。
★ピアノを演奏される方へ
ピアノで弾くバッハが好きな方は大勢いるかと思います。私も最初はそうでした。でも、J.S.バッハの鍵盤作品の多くは、本来『チェンバロ』のために書かれたものです。
チェンバロは小さな爪で弦をはじき上げて音を出す、繊細な楽器です。これを撥弦楽器(はつげんがっき)といいます。鍵盤はとても軽くて、まるでハープやギターをつま弾いているような感覚があります。 チェンバロでバッハを弾くと「バッハの求めていた音はこういう感じだったのか!」とイメージしやすくなり、バッハの世界観が身近に感じられます。
一方、ピアノはハンマーで弦を叩く打弦楽器(だげんがっき)なので強弱が付けやすく、ついバッハの作品に余計な表現を盛ってしまいがちです。感情を込めたり、歌うように弾くというのは大事なことなのですが、チェンバロを弾くときには「喋るように弾く」という意識が必要です。もしも作品の本質に近づきたい、と思ったら一度はチェンバロに触れてみることをお勧めします。私のレッスンでは、タッチ、アーティキュレーション、フレージング、フィガリング(歴史的指使い)、装飾法など様々なことをお伝えしています。和声分析によるアプローチも大事です。
ピアノとチェンバロは「全く違う楽器」です。どっちがより「優れている」とか「劣っている」ということはありません。持っている価値観が全然違うのです。
★チェンバロを始めてみたい方へ 趣味でも大丈夫です!
初心者の方はまず楽器に触れて、チェンバロの音を聴いてみてください。
もともと鍵盤経験のある方は、ご自分の弾けるバッハの作品から入って、徐々に時代を遡って(さかのぼって)勉強していくと、歴史が見えて面白いと思います。
★アンサンブルの愉しみ
チェンバロの愉しみは、なんといっても他の楽器とのアンサンブルができること!通奏低音(音楽理論と即興)の知識が必要になってきますが、一通り学ぶと、リコーダーやヴァイオリン、声楽と合わせることが出来ます。私のクラスでは、ほぼ全員の生徒さんが通奏低音にも取り組み、発表会でアンサンブルにチャレンジしています。レベルは問いません。
⭐️次回チェンバロ発表会 2021年10月10日(日)東京オペラシティ近江楽堂にて開催します。